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黒点病について

2008年5月27日(火)

 黒点病は5月中旬頃から始まります。 樹が丈夫で元気に育っていれば、発病は殆んどありませんが、バラの種類や軟弱に育った樹は罹病する恐れがあります。 雨の跳ね返りなどにより葉や幹に土壌にある菌(死物寄生菌)が取り付きます。 黒点病を予防するにはマルチングなどをし、雨の跳ね返りを防ぐのも一つです。 もし、不幸にして発病したならば、黒点のついた葉は全て取り除き、他に伝染しないよう努めましょう。

 もちろん、マルチング+予防薬の散布を怠らなければ発病は見られませんが、一般的に私が拝見させて頂いた限りでは、殆どこの病気にやられているのが現状です。 そうなったら特効薬の出番です。 (アプロードB-1・バンガードKS20)などの散布が有効です。

 散布後1週間位までに黒点が発見されなければ治癒したと考えてよいでしょう。 もし、万が一黒点が発見された時は、前述した薬以外の特効薬トップジンM等を使って下さい。

 黒点がおさまったら、定期散布に戻ります。 マンネブダンセン・ジマンダイセン・オーソサイド・ダコニール1000・フルピカ等を交互に散布します。 同一薬の連続散布は薬剤抵抗性の発達につながりますので、予防薬でも交互に使用して下さい。

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