2010年1月18日(月)
シュートは大切に支柱をたてて真っ直ぐに・・・と先月号でお話しましたが、では何故真っ直ぐ上に伸ばしておかなければならないのでしょうか?
今年のシュートには花枝が付いていませんね。 そして伸びたシュートをよく見ると葉の付け根にプクンと膨らんだ芽があります。 実は成長の途中にシュートを寝かせてしまうとその芽の所から花枝が次々に伸び出します。
そうなると本来上に伸ばしたかったシュートがそっちに栄養をとられ成長が止まってしまいます。
結果的に短い枝ばかりになってしまい、本来アーチの上まで花を咲かせたかったのに、そこまで伸ばすことができなくなってしまいます。
また、伸び盛りのシュートを無理やり寝かせて誘引すると途中で折れてしまいかねません。 誘引の時期は幹の中を水がはしらなくなった休眠期に行います。
よくある話で「カタログには伸長2〜3mとあるのに1m位しか伸びません。 どういう事でしょう」と聞かれますが、原因はいくつか考えられますが、ほとんどの場合、肥料を必要量与えていないことが多いようです。
いつの時期にどの程度与えるかは、今まで述べておりますので、そちらを参考にして下さい。
成長途中に必要な栄養分が不足すると、自ら花を咲かせ成長を制御し子孫を残す準備に入ります。(生長作用から生殖作用へ変化)このことから本来の長さになりきれず1m程度で成長が止まってしまうという訳です。
2010年1月14日(木)
去年の12月13日に接ぎ木していたバラから新芽が出てきました。
このまま順調に生育してくれると思います。
わが子の成長を見守るような気持で楽しみにしています。
2010年1月11日(月)
季節館の庭に薬剤散布をしました。
今の時期に散布することにより害虫の卵や、雑菌を駆除します。
散布時には人体に掛からないように完全防備でのぞみました。
※薬剤の取り扱いには注意書きをみて、安全に行いましょう。
2010年1月2日(土)
毎月第一、第三(日)(火)どちらか月2回の講座です。
今月のみ日曜コース1月10日と17日
平日火曜コースは1月12日と19日です。
12月は冬の剪定・誘引を1人1本手がけてみました。
申込みは 0178-27-0987 田中まで
2010年1月1日(金)
先月号からQ&Aみたいになりましたが、やはり続けているとご興味がわくのでしょうか、ここ数カ月はQ&Aの方が素朴な疑問にお答えできそうなので続けたいと思います。
さて、今回の質問ですが、「ツルバラは何年位でアーチにからまってくれますか?」八戸市A様より という質問です。
ちょっと勘違いされているようですね。 ご質問の最後の所でからまってくれますか? とありますが、ツルバラの場合、アサガオなどのつる性の植物とは違い、自分でからまることはできません。
人の手で、毎年冬に剪定してやり、アーチやオベリスク等にからめてあげなければなりません。
この作業のことを剪定誘引と言っております。
次は、最初の質問の何年位で・・・ですが、品種にもよりますが、一般的には3年かかると思った方が間違いのないところです。(日当たりや肥料も関係します) 但し、よく有るのがシュート(新梢)の処理を分からずに邪魔だからといって切ってしまわ
れる方が多いことです。 このシュートを切ってしまうと何年かかってもアーチなどに仕立てることはできません。
シュートは大切に支柱を立てて真っ直ぐ上に伸ばしておいて冬にからめたり、巻きつけたりする大切な枝ですので、決して切ってしまわないようにして下さい。
次号へつづく